【着物で美術館】山下清展福岡を着物で優雅に堪能してみました!

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【着物で美術館】山下清展福岡を着物で優雅に堪能してみました!

今回は、正絹の綺麗な着物に着替えて美術館デビューしてみました!

着物で美術館に行くのって「The・着物人!」って感じで憧れてたんですよね。
ただでさえ時間のかかる着付けに汚れても洗えないうえに動きが制限された絹の着物で出かけることは子持ちの主婦にとってはハードルがすんごく高いものです。

いとこに
いとこに

どんな着物を着ていけばいいか考えてたら面倒になって洋服で出かけることが多いです。

着物で美術館デビューに訪れたのは、福岡県立美術館で開催中の「生誕100年 山下清展-百年目の大回想-」

開催のCMが流れてきたのを見て「絶対行く!」と決めていました。

今回は山下清展の情報と共に、私が着物で美術館へ行く時に気を付けていたポイントをお伝えしたいと思います。
また、着物で行ったからこそ起こった嬉しい出来事を少しお話させて下さい。

山下清展とは?放浪の天才画家の魅力

私は、小学生の頃見ていた芦屋雁之助さん主演ドラマ「裸の大将放浪記」で山下清さんを知り、その影響で小学生の頃の自由研究に貼り絵で花火の画を作ったのを覚えています!

ドランクドラゴン塚地さんが主演をしたやつもありますが、あれはだいぶ新しい印象です。

タンクトップと短パン姿にリュックしょって傘さして、線路の上を歩いていたイメージが残っています。

しかし、美術館の資料によるとそのままな部分や誇張していた部分もあり、新たな魅力を知ることが出来ました。

あの圧巻の作品を生で見て欲しいので、山下清展の魅力や見どころをネタバレにならないよう少し紹介します。

山下清の生涯と作品の魅力

山下清さんは、1922年(大正10年)に誕生し、2023年で生誕100年を迎えられました。

ちぎり絵を始め、才能に目覚めたのは12歳を過ぎた頃だそう。

画家としての才能を開花させ、放浪の旅へ出かけ日本中の絶景を絵に納めてこられました。

49歳という若さで亡くなりますが、その前日まで作品を作り続けた山下清さんは、子どもの頃にどんな絵を描いていたのか、ナゼ放浪の旅に出かけたのかあなたの目で見て知って欲しいです。

山下清展の主な展示内容と見どころ

幼少期に描かれたペン画から、生涯にわたり描かれた作品が見れます。
私が好きだと思った作品は「群鶏」と「ぼけ(ボケの花)」の画でした。
山下清さんのボケの花がそのまま着物柄になったら絶対可愛いですよ!

ひろみさん
ひろみさん

昭和初期に描かれた虫の画がすっごく上手ですがどこか可愛らしい作品でした。

いとこに
いとこに

九州人としてはグラバー園や関門海峡の画があったのが嬉しかったな。

個人的に好きでしっかり見ていたのが、放浪日記です。
山下清さんが、どんなことを考えて放浪生活をしていたのかや思想を覗き見ることが出来てちょっとクスっと笑える記述もあって楽しめました。

あと、作品を観終わったあとは物販コーナーもあり、手ぬぐいや文房具などを買って帰ることも出来ますよ。
私はポチ袋とポストカードを買いましたので、お年玉を入れたり親戚へお手紙をだそうと思います。

山下清展の開催情報

作品展名「生誕100年 山下清展-百年目の大回想-」
開催場所福岡県立美術館 3階展示室(エレベーター有)
開催期間2024年10月25日㈮~12月22日㈰10:00~18:00
毎週月曜休館日
住所〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5丁目2-1
電話 092-715-3551 FAX 092-715-3552
福岡競艇近く・福岡市民会館近くですよ。
駐車場あるが駐車台数少ない
12月下旬より使用不可となりますので注意
料金一般:1500円
高大生:1000円
小中生:600円
現地でも買えますが、ローソンチケットやイープラスで購入も出来ますよ。

美術館での楽しみ方:着物と共に

着物で美術館ってどんなのを着ればいいのか悩みますよね?

洋服だと「スウェットやジャージはいかんよな」「スーツはかしこまりすぎかな」という感じで、何となく線引きして少しキレイ目の服装を選ぶのではないでしょうか?

実は着物もそのような感じでOK!

結婚式で着るような黒留袖や色留袖だとかしこまりすぎだし、浴衣や小紋に半幅帯ではカジュアルすぎるかもしれません。

いとこに
いとこに

小紋や紬の着物でも、帯を名古屋帯にすることで場に合った装いになりますよ。

今回私が着物美術館デビューで選んだのは、若草色の鮫小紋の着物に猫ちゃんの二部式帯。

この着物はメルカリで2,000円で買ったお得品ですが、鮫小紋であることと背中に1つ紋が入っているので帯を金や銀のキラキラしたものにすれば結婚式までも行ける使い勝手の良い着物ですよ。

ひろみさん
ひろみさん

意外にもメルカリは着物の宝庫!!
誂えたようにピッタリサイズの着物が見つかることもありますよ

帯は祖母からの譲りもので、胴巻きとお太鼓部分が別れているので着付けがうんと楽です。

着物で訪れる美術館のメリット

美術館や観劇の内容によりますが、着物を着ていくことで割引や特典がありますよ☆

今回の山下清展では着物特典はありませんでしたが、美術館や観劇などでは着物を着ていくと割引があったり小物を貰えるなどの特典がある場合があります。

あとこれは私が個人的に感じたメリットになりますが、着物で美術館へ行っても目立ちませんでした。

いとこに
いとこに

美術館は着物で行かれる方がたくさんおられるので特別感がないのか安心できました。

あと、今回とてもステキなことがあったんですよ!

作品を見ていると、綺麗なお姉さんから「可愛い帯していらっしゃいますね」と褒めてもらえました!

洋服ではなかなかこんなことはありませんよね。

優雅に楽しむためのマナーとコツ

美術館でのマナーは洋服でも着物でも一緒で、服装は自由なのですが足元に要注意です。

洋服でも美術館でヒールの音をカンカン言わせていると他の鑑賞されている方にとっては耳障りですよね?

着物でも一緒で、草履は底にゴムが付いていて大きな音がならないか確認して選ぶのが無難です。

着物にブーツも可愛いので大賛成ですが、美術館を歩くときは大きな音がしないか確認したり、ゆったり歩くようにしましょう。

まとめ

この記事のまとめ

生誕100年を迎えられた日本のゴッボこと山下清さんの作品展が福岡で開催中

山下清展ではドラマでは分からなかった魅力や放浪のワケを知ることが出来る

着物で美術館デビューを果たしてみたが優雅な気持ちになってQOL上がった

美術館や演劇によっては着物特典があるので、着物で美術館はオススメ

着物を着て美術館デビューを無事に終えましたが、とっても優雅で充実した時間を過ごせました。

観劇やお茶会だと着物の種類や帯の結び方などマナーが多いのですが、美術館だとあまりルールやマナーがないのでお出かけデビューに選ぶのは絶好スポットだと思います。

福岡県立美術館には1階に喫茶店があるので、作品を観終わったあとはお茶をして余韻に浸ることもできます。
(着物着て喫茶店でお茶をするというシチュエーションもアガりますよね♪)

山下清展で展示されている作品はどれもステキで一見の価値がありますし、山下清さんの生き様やまっすぐな気持ちを知ると胸にグッと来るものがありますよ。

まだまだ開催中なので、着物でも洋服でも是非足を運ばれてくださいね!